阿野館

阿野館あのやかた
静岡県沼津市井出
Mapion

--大泉寺門前に立つ阿野全成碑--
別名        
交通 JR東海道本線「原駅」から徒歩30分。
築城年代 鎌倉時代
築城者 阿野全成
形式
主な城主 阿野氏
源頼朝の異母兄弟で、常盤御前を母とする源義経の兄にあたる阿野全成、その子時元2代の館跡。
1180年(治承4)源頼朝が伊豆で挙兵すると、全成はそれに参じ、鎌倉幕府成立後、駿河国阿野荘を与えられ、この地に居館を構えた。
頼朝の死後、執権北条氏が実権を握ると、1203年(建仁3)5月、全成は挙兵するが捕えられ、6月23日下野国において討たれた。
その後1219年(承久1)2月11日、全成の子時元も反北条の兵を挙げるが、僅か10日間で鎮圧され、阿野一族は滅びた。
境内に土塁が残されており、本堂左手に全成・時元墓所がある。
境内に残る土塁 阿野全成・時元墓所

参考文献 「現地案内板」
                        「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2009年4月