深沢城

深沢城ふかざわじょう
静岡県御殿場市深沢
Mapion

--三日月堀--
別名  
交通 東名高速「御殿場IC」から車で15分。
築城年代 16世紀
築城者 今川氏
形式 平城(崖端城)
主な城主 北条綱成
抜川と馬伏川(宮沢川)の合流点に位置する。
築城者や年代については明らかではないが、16世紀初頭に今川氏によって築かれたといわれる。
駿河・相模・甲斐三国の境に位置し交通上の要衝であった為、今川氏滅亡後は武田氏・後北条氏が攻防を繰り広げた。
1570年(元亀1)武田信玄は大軍をもって北条綱成が籠もる深沢城を囲み、翌年開城勧告の矢文を城中に送ったが、これに応じなかった為、金山衆を使って坑道を掘り、城壁を崩して開城させた。その後後北条氏は奪還を試みたが叶わず、深沢城は武田方重臣である駒井右京之進が居城するが、1582年(天正10)武田氏滅亡に際し、右京之進は城を焼き退去した。
1584年(天正12)徳川家康が小牧長久手において豊臣秀吉と争った際、後北条氏の押さえとして三宅惣左衛門が城主に置かれたが、1590年(天正18)後北条氏滅亡と共に廃城となった。
三日月堀 城址碑
背後の藪の中に空堀が残る
馬出・三の丸間空堀・土橋
三の丸 下馬溜(馬出) 二の丸
こちらを本丸とする説もある
二の丸・本丸間空堀・土橋 本丸馬出 本丸
本丸櫓跡 城址西下を流れる抜川 大雲院に移築されている大手門

参考文献 「現地案内板」
                 「戦国武田の城 有峰書店新社」
                        「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2006年9月
2009年1月