普門寺は1390年(明徳1)僧設巌により創建された。 1561年(永禄4)5月、管領細川晴元は三好長慶により普門寺に幽閉され、1563年(永禄6)3月、軟禁状態のまま死去した。 1566年(永禄9)12月、三好三人衆に擁立された足利義栄がこの寺に入り、1568年(永禄11)2月、14代将軍の宣下式を行っている。しかし同年9月に織田信長に擁せられた足利義昭が入京した為、義栄は普門寺にあって三好三人衆や篠原長房らと共に戦おうとするが、背中に腫物を患い、9月に病没した。 境内には細川晴元のものと伝えられる宝篋印塔があり、また土塁が残されている。 |