花倉城

花倉城はなくらじょう
静岡県藤枝市花倉
Mapion
城址入口地図

--土橋--
別名 葉梨城
交通 JR東海道本線「藤枝駅」からバス「中田」下車。
城址入口まで徒歩60分。
築城年代 1352年(文和1)
築城者 今川範氏
形式 山城
主な城主 玄広恵探(今川良真)
遠江守護職今川氏3代目範国は、足利尊氏の命を受け駿河に進出し、駿河守護も兼任する事となった。そして1352年(文和1)その子範氏は、遍照寺前の平地に居館を構え、背後にこの詰城を築いたとされる。以来氏家、泰範、範政と3代約60年に渡り、今川氏の本拠地として栄えた。
1411年(応永18)範政が駿府へ本拠地を移した後も、一族は遍照光寺の住職となり、駿府の西の守りを担っていた。
1536年(天文5)4月7日、今川氏輝が24才の若さで没すると、当時この地に在った遍照光寺住職玄広恵探(今川良真)と栴岳承芳(今川義元)が跡目を争う事となった。「花倉の乱
同年6月、承芳は花倉城を攻め落とし、良真は城を逃れ普門寺で自害したという。
武田氏が駿河に進出した際、廃城になったと考えられる。
土橋・堀切 古道 二の丸南堀切
二の丸 二の丸・本丸間堀切 本丸

参考文献 「現地案内板」
                「日本城郭全集 人物往来社」
                       「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2008年9月