保津環濠

保津環濠ほつかんごう
奈良県磯城郡田原本町大字保津
Mapion

--鏡作伊多神社南に残る環濠--
別名    
交通 近鉄橿原線「田原本駅」から徒歩15分。
築城年代 室町時代頃か
築城者      
形式 環濠集落
主な城主        
古代から室町時代、応仁の乱頃までの農村集落は散村形態の集落が多かったが、乱世になると集落は防衛または大和平野の河川の氾濫による防御の為、次第に集村集落になった。集落の周りに濠を巡らし、木戸を設けており、農産物や家財道具を外敵から防ぐ為に百姓の惣村結合の力で自らの村を城郭化した農家の小さな城であった。
城跡としての資料は無いが、鏡作伊多神社東に濠を掘って別郭として南口に横矢が掛かる様になっており、またその南口は宅地化されているが食違い、枡形の名残が現在も見られる。

参考文献 「現地案内板」
                         「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」   
訪城回数 1
2009年9月