伊奈氏陣屋

伊奈氏陣屋いなしじんや
埼玉県北足立郡伊奈町大字小室
Mapion
案内板(裏門跡)地図

--北西から遠望--
別名 伊奈氏屋敷・丸山城
交通 埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトル「丸山駅」から徒歩10分。
築城年代 1590年(天正18)
築城者 伊奈熊蔵忠次
形式 平城
主な城主 伊奈氏
初代関東郡代伊奈熊蔵忠次陣屋跡。
元々この地には岩槻太田氏の持城があったとされ、1590年(天正18)徳川家康関東入封後、伊奈熊蔵忠次が安立郡小室及び鴻巣等に1万石を与えられ関東郡代となった際、この城址に陣屋を構え、以後関東地方の幕府直轄地を支配する拠点となった。
1610年(慶長15)忠次が亡くなった以降も2代忠政、3代忠治が続いて居住したが、1629年(寛永6)忠治は赤山領7千石を領し、赤山(川口市)に陣屋は移された。
東西約440メートル、南北約650メートルとかなりの広さを有する。そのほとんどが私有地となるが、道路沿いに土塁、表門付近には水堀が確認出来る。
二の丸跡
土塁・堀が残されている
表門跡 表門脇に残る水堀

参考文献 「現地案内板」
                「日本城郭全集 人物往来社」
                    「東京・埼玉の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2008年6月