岩尾城

岩尾城いわおじょう
長野県佐久市鳴瀬
Mapion

--二の丸に立つ三島神社--
別名 琵琶島城
交通 長野新幹線・小海線「佐久平駅」から車で20分。
築城年代 1469〜87年(文明年間)
築城者 大井行俊
形式 平山城
主な城主 大井氏
岩村田を本拠とした大井氏の有力な親戚であった岩尾大井氏居城。
1540年(天文9)武田氏の佐久侵攻が本格化し、天文12年には父信虎を追放し家督を継いだ晴信自ら出陣すると、佐久地方の諸城は次々落ち、岩尾城もまた開城したという。
1582年(天正10)武田家が滅亡すると大井氏は後北条氏に従い、1583年(天正11)徳川方依田信蕃に包囲された。信蕃は自ら堀を越え攻め入ったが鉄砲に撃たれ、弟信幸と共に討死した。しかし激しい戦いの末、城主大井行吉は城を開城し上野の保渡田に幽居した。
本丸 本丸背後堀切に残る石積み 西の丸

参考文献 「現地案内板」
                    「長野・山梨の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2007年4月