「新編武蔵国風土記稿」に「村の東をいへり、亀井と云人居住せしより、かくよべりともいへり」とあり、伝承によると亀井は源義経四天王の一人亀井六郎とされる。 麻生川東岸、鶴見川に向かい南に突き出した台地一帯が伝承地で、台地東端に月読神社が鎮座している。 境内にある「月読神社由緒」によれば「約450年前武蔵国都筑郡麻生郷の領主小島佐渡守が打続く応仁戦乱の苦悩にあえぐ領民のため天下泰平五穀豊穣を祈願して伊勢皇大神宮別宮月讀宮の分霊を勧請、1534年(天文3)9月廿9日亀井城の卯の方に社殿を建立」とある。 伝承地とされる月読神社西側一帯は現在宅地化されている。 |