葛西城

葛西城かさいじょう
東京都葛飾区青戸7丁目
Mapion

--葛西城址公園--
別名 葛西離館・葛西御殿
交通 JR常磐線「亀有駅」から徒歩20分。
築城年代 15世紀
築城者 大石石見守
形式 平城
主な城主 大石氏
葛西城の築城年代は定かではないが、中世に関東管領山内上杉氏の目代であった大石氏がこの地にあったと考えられる事や発掘された出土品から築城されたのは15世紀中頃と推定される。
1538年(天文7)2月関東進出してきた北条氏綱により落城し、以後下総に勢力を張る小弓公方足利義明に対する構えとして整備された。
1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原攻めにより葛西城は徳川氏の支配下に入り、跡地には御殿が建てられ、1657年(明暦3)に廃されるまで家康・秀忠・家光三代にわたって鷹狩の際の休息所として利用された。
現在城址を分断するように環状7号線が通り、葛西城址公園向かいの御殿山公園に城址碑・案内板があるのみで遺構は残らない。
御殿山公園 御殿山公園に立つ城址碑 案内板より城址周辺写真

参考文献 「現地案内板」
                    「東京・埼玉の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2007年7月