大江広元の次男時広を祖とする長井氏が築いたと推定され、「新編武蔵国風土記稿」等では、1394〜1428年(応永年間)大江備中守師親の在城が記されている。築城者や築城年代については諸説あるが、室町時代には大江氏又は長井氏が城主であり、扇谷上杉氏に従っていた。 1524年(大永4)前後、後北条氏により接収され、その後改修されたと考えられる。 現在片倉城址公園として整備されている。遺構は良く残されているが、公園化により改変されている箇所も多いようである。二郭南側には虎口遺構が残されているようだが、藪になっており確認出来なかった。 |