小出城

小出城こいでじょう
長野県伊那市西春近
Mapion

--中城に立つ案内板--
別名 花田城・城田城
交通 JR飯田線「下島駅」から徒歩20分。
築城年代 鎌倉時代初期
築城者 小出氏(小井出氏)
形式 平山城
主な城主 小出氏
鎌倉時代初期、工藤氏一族である小出氏の居城であったとされる。
1400年(応永7)大塔合戦、1441年(永享13)結城合戦の際に小井出氏の名が見えるがその後の動向は明らかではない。
この地には犬房丸(伊東祐時)にまつわる伝承が残されている。1193年(建久4)曽我兄弟の仇討ち事件が起き、時致は源頼朝の面前に引き出されたが、父工藤祐経を討たれた犬房丸は鉄扇で時致の面を打ち据えた。これが頼朝の勘気に触れ、犬房丸は伊那七島の一つ狐島に流され、その後この地に移ったという。後に犬房丸の子孫は日向国に下向し、日向伊東氏の祖となっている。
周辺には屋敷添・中城・南城・西城・トノオカ・城等の地名が残されている。
中城 中城東二重堀切 犬房丸住居跡

参考文献 「現地案内板」
                 「信濃の山城と館 戎光祥出版 」
                    「長野・山梨の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2008年11月