狛城

狛城こまじょう
京都府木津川市山城町上狛北的場
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案内板地図
--案内板・南堀--
別名 大里環濠・上狛環濠・狛下司之跡之城
交通 JR奈良線「上狛駅」から徒歩10分。
築城年代 1469〜87年(文明年間)
築城者 狛日向守
形式 平城(環濠集落)
主な城主 狛山城守秀
室町時代、大里は興福寺領狛野荘の南之荘の中心集落であり、狛日向守の居館を中心にして、周囲に環濠を巡らし、その内側に竹薮や雑木林を重ねる等、中世における防御を目的とした環濠集落であった。
やがて応仁の乱が南山城地方にも拡大すると、大和の筒井氏と結び、畠山政長、細川勝元・政元に仕えた狛氏も東軍方として戦乱に巻き込まれていく。
1483年(文明15)4月16日夜、西軍方斉藤彦次郎の軍勢は狛城を攻め、狛山城守秀はこれを迎え撃つが、息子新三郎兄弟をはじめ数十人が討死し、城を焼いて大和へ逃れた。
2年後、狛氏や椿井氏ら南山城の国人衆は一味同心して自治を行うようになった。
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伝狛氏居館跡にある大井戸
狛どんの井戸と呼ばれている

参考文献 「現地案内板」
                        「京都・滋賀・福井の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2009年2月