大阪府貝塚市秬谷
--東尾根二重堀切--
| 別名 | 野田山城 |
| 交通 | 水間鉄道水間線「水間観音駅」からバス「大川」下車。 |
| 築城年代 | 1535年(天文4) |
| 築城者 | 松浦肥前守守 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 松浦氏・根来衆 |
| 1535年(天文4)この地の豪族である松浦肥前守守(まもる)により野田山城として築かれたとされる。松浦肥前守は細川晴元・和泉守護細川元常の将として活躍するが、やがて晴元と三好長慶が対立するようになると、三好方となり、畠山氏・根来寺勢力と敵対する。 1558年(永禄1)根来衆が肥前守の子と思われる松浦孫五郎(虎)と沼間伝内を破り、野田山城を奪うと根福寺城と名が改められたといい、同年孫五郎は北東2キロの地に蛇谷城を築いたともいわれる。また1562年(永禄5)教興寺合戦の際、三好方として松浦氏の名がみえる。 1585年(天正13)豊臣秀吉による紀州征伐の前後、その支配下に入ったと考えられる。 大阪府内では有数の規模を誇り、城域は大きく東曲輪群・西曲輪群2つに分かれる。東曲輪は根福寺という山岳寺院を利用したものと考えられており、所々石積みが残され、西曲輪群との間は「大門」と呼ばれている。西曲輪は南斜面に大規模な横堀・畝状竪堀群が設けられ、当城の見所であるが、城内はほとんど整備されておらず、散策には注意が必要となる。また南麓、共同墓地入口には五輪塔を浮き彫りにした墓碑があり、城主の墓とされる。 |
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| 南麓に立つ案内板 | 東尾根二重堀切 | 東尾根二重堀切の一つ |
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| 東曲輪 | 散乱する石 | 虎口 |
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| 谷部に残る二段の石積み | 「大門」 | 井戸跡か |
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| 西曲輪�� | 西曲輪�� | 西曲輪南下・畝状竪堀群�� |
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| 西曲輪南下・畝状竪堀群�� | 畝状竪堀群の一つ | 「殿の墓」 |
「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2017年1月
