長尾城


長尾城ながおじょう
福岡県朝倉市杷木穂坂
Mapion


--畝状竪堀群--
別名 鳶山城
交通 JR鹿児島本線「二日市駅」からバス「杷木」下車。
バス停から徒歩30分。
築城年代 戦国時代か
築城者 秋月種実か
形式 山城
主な城主 木村甲斐守
築城者・年代は不明だが、秋月家記録によると城主は木村甲斐守であったという。1580年(天正8)1500人余の豊後大友勢が攻めてきた際、木村甲斐守の妻が奮戦し、守り通したとされる。また1585年(天正13)大友宗麟の子である田原親家が針目城に在陣し、長尾城を攻めた記録も残る。
鵜木城と共に杷木神籠石内部に築かれている。標高129メートルに位置する本丸から南側にかけて段差を付けた4ヶ所の曲輪が並び、西側斜面にはいくつかの帯曲輪が設けられている。長尾城の規模はそれほど大きくは無いが、最も特徴的な遺構である畝状竪堀群がほぼ全周しており、一部崩落している個所もあるが、その数は県下有数といわれる。
曲輪跡 南畝状竪堀群 南東畝状竪堀群
曲輪跡 東畝状竪堀群 東土塁
本丸北土塁 本丸北三重堀切 本丸北三重堀切の一つ

参考文献  「福岡県の城郭 銀山書房」
                    「福岡・熊本・鹿児島の城郭 新人物往来社」 
訪城回数 1
2019年12月