二王座古戦場

二王座古戦場
大分県臼杵市二王座

1586年(天正14)
島津家久×大友義鎮
Mapion

--甚吉坂--
交通 JR日豊本線「上臼杵駅」から徒歩15分。
1586年(天正14)12月、大友氏攻略の為、日向口から豊後に侵攻した島津家久は平清水に本陣を置き、臼杵城を攻めた。この時臼杵城南西の丘陵、城下入口にあたる二王座口では城から打って出た大友勢と島津勢との間で市街戦が行われ、大友方吉岡甚吉・利光彦兵衛尉・吉田一祐らの奮戦により、島津勢は撤退したとされる。
現在二王座地区には町の防衛の為に造られたとされる細く曲がりくねった道や切通し、武家屋敷や寺院等、景観が良く残されており、入口の坂は吉岡甚吉の武功を称え、甚吉坂と呼ばれている。また1877年(明治10)西南戦争の際にも激戦地となっている。

参考文献 「歴史群像シリーズ 学研」
2008年1月