小田殿屋敷

小田殿屋敷おだとのやしき
神奈川県川崎市川崎区小田1丁目
Mapion

--畑氏墓所--
別名     
交通 JR南武線「川崎新町駅」から徒歩10分。
築城年代 鎌倉時代か
築城者   
形式 屋敷
主な城主   
新編武蔵国風土記稿」に小田には殿屋敷の地名があったとみえるが、その居住者については不明としている。
同書には1301年(正安1)の銘がある古碑の存在も記されており、また小田・渡田地区には新田義貞の4人の重臣、新田四天王にまつわる伝承が多く残されており、小田1丁目にはその一人畑六左衛門時能の末裔とされる畑氏墓所がある。時能は2人の家来と犬獅子という犬を連れて足利方の城に忍び込み、塀を乗り越え城内に討ち入り、攻め落としたという逸話が残る人物である。「殿屋敷」の年代や人物、位置については不明だが、これらの事から古くから何者かがこの地に居住していた事が考えられる。
また江戸時代にこの一帯は畑ヶ新田と呼ばれ、畑十兵衛、畑喜右衛門の頃に開発が進められたと伝えられる。

参考文献 「川崎市 HP」
                      「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2010年1月