岡部陣屋

岡部陣屋おかべじんや
埼玉県深谷市岡部
Mapion

-一画に立つ高島秋帆幽囚の地碑-
別名 安部摂津守陣屋
交通 JR高崎線「岡部駅」から徒歩20分。
築城年代 1705年(宝永2)
築城者 安部信峯
形式 陣屋
主な城主 安部氏
1590年(天正18)徳川家康の関東入国後、安部信勝は武蔵国榛沢郡と下野国簗田郡の内、5250石を与えられ岡部に住した。そして信勝没後、跡を継いだ子信盛が大坂の陣等で活躍すると三河国八名と摂津国の内に所領は加増されて1万9250石となった。
1701年(元禄14)5代信峯は遺領を継ぐと、1705年(宝永2)この地に陣屋を設け、明治まで安部氏が続いた。
昭和初期まで陣屋を囲む深い堀があったとされるが、現在は宅地や畑となり、一画に幕末の砲術家で外国人との私交の罪で岡部藩預かりとなった高島秋帆幽囚の地碑が立つのみとなっている。

参考文献  「埼玉の古城址 有峰書店新社」
        「埼玉の城址30選 埼玉新聞社」
          「東京・埼玉の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2015年5月