チャシ跡はアイヌ文化期(13〜19世紀)の砦跡とされ、他に見張場・聖地・祭祀場の役割もあったという。 北海道には500ヶ所以上のチャシ跡が確認されており、特に道東地方は分布密度が高く、根室市内には32ヶ所のチャシ跡が現存している。そのほとんどがオホーツク海を望む海岸段丘上に築かれており、その分布密度や保存状態から「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡となっている。 このオンネモトチャシもその一つで、案内板や見学路が整備されているが、遺構の方は堀跡と思われる窪みは確認できるも、下草や濃霧の為良く分からなかった。 |