大見城

大見城（おおみじょう）
静岡県伊豆市柳瀬

--本丸背後堀切--

別名
交通	伊豆箱根駿豆線「修善寺駅」からバス「馬場沢橋」下車。
築城年代	平安時代末期
築城者	大見平三家政・大見小藤太成家か
形式	山城
主な城主	大見氏

平安時代末期、豪族大見氏の内、大見平三家政またはその子大見小藤太成家により築かれたと伝わる。
1497年(明応6)北条早雲(伊勢宗瑞)の伊豆平定戦における柏久保城の戦いでは大見三人衆(梅原六衛門・佐藤藤三衛門・佐藤七郎左衛門)が活躍し、以後家臣団に組み込まれたとされる。そして早雲は大見三人衆に年3回の大見城の修復の普請を命じており、大見城は戦略上、重要視されていた事が伺える。
居館跡とされる実成寺背後の山が城址。二の丸付近は諏訪神社建立の際、一部破壊されたようだが、城址は綺麗に整備されており、堀切や竪堀が良く残されている。また実成寺には石垣や石畳が残されており、居館の名残と伝えられている。


諏訪神社が建つ二の丸	虎口	竪堀①


竪堀②	本丸腰曲輪	本丸


本丸から見る富士山	本丸から南方の眺め	北麓「城ヶ平」に建つ実成寺

参考文献　「駿遠豆古城歴史紀行　明文出版社」
　　「日本城郭全集　人物往来社」
　　　　　　　　　「静岡・愛知・岐阜の城郭　新人物往来社」

訪城回数　1

2015年1月