押切城

押切城おしきりじょう
神奈川県中郡二宮町川匂
Mapion

--城山北下を流れる塔台川--
別名    
交通 JR東海道本線「二宮駅」から徒歩25分。
築城年代 15世紀後半
築城者 大森氏又は北条早雲か
形式 丘城
主な城主 北条氏
押切川のすぐ西に隣接する塔台川が、東に大きく蛇行する内側に位置する。現在一帯は宅地化され、遺構は残されていないが、明治初年の地籍図「城山」によれば、橘支所東隣に最も大きい一郭があった。この東には南北に小さなニ郭があり、その中間には空堀があったという。位置的に街道を押さえる役割を持っていたと考えられる。
城址についての伝承はほとんどないが、1505年(永正2)頃から中村川を挟み、北条早雲と扇谷上杉氏が争った際、陣城として北条氏に利用されたのではないかと見られる。

参考文献 「神奈川の城・下 朝日ソノラマ」
           「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2008年10月