滝山城

滝山城たきやまじょう
東京都八王子市高月町
Mapion

--本丸に立つ城址碑--
別名  
交通 JR中央線「八王子駅」からバス「滝山城址下」下車。
築城年代 1521年(大永1)
築城者 大石定重
形式 丘山城
主な城主 北条氏照
1521年(大永1)武蔵国守護代大石定重により築かれ、高月城から移ったと伝えられる。
大石氏は代々山内上杉氏に属していたが、定重の子である定久の頃、山内上杉氏が川越で北条氏康に敗れると、後北条氏に従うようになる。そして1559年(永禄2)頃、氏康2男氏照が定久の養子として入城すると、以後滝山城は氏照の居城となり、大改修が行われた。
1569年(永禄12)滝山城は武田信玄率いる2万の大軍に攻められ、三の丸まで落とされるが、翌日信玄は兵を退き、小田原城へ向かい南下した。
信玄との戦い後、この城に構造的な弱点がある事を知った氏照は、本拠を八王子城に移し、以後滝山城は廃城となったと考えられる。
北から遠望 小宮曲輪空堀 三の丸
三の丸・千畳敷付近・S字状土橋 二の丸空堀 二の丸角馬出に続く土橋
大馬出 大馬出空堀 二の丸喰違い虎口
中の丸南空堀 中の丸・本丸間に架かる曳橋 中の丸
本丸枡形虎口 本丸 本丸からの眺め

参考文献 「現地案内板」
                     「多摩丘陵の古城址 有峰書店新社」
                    「東京・埼玉の城郭 新人物往来社」
訪城回数 3
2006年2月
2007年1月
2013年2月