十市城

十市城とういちじょう
奈良県橿原市十市町
Mapion

--城址碑--
別名 十市平城
交通 近鉄橿原線「新ノ口駅」から徒歩15分。
築城年代 室町時代
築城者 十市氏
形式 平城
主な城主 十市遠忠
十市氏は「長川流鏑馬日記(1384年)」に名のみえる大乗院方の国民で、長谷川党の刀禰として活躍した。大和永享の乱以後、筒井氏と組み、共に戦乱の中で成長し続け、遠忠の時に最盛期を迎える。
1559年(永禄2)8月、松永久秀の大和入国後は松永・筒井両氏の間で動揺し、開城・復城を繰り返す。1576年(天正4)3月、織田信長部将の原田直政らに接収され、内衆は森屋城へ移り、知行は6分の1に削られた。
新ノ口駅から北東1キロ、字垣内にある微高地の畑が内郭といわれ、堀跡と思われる水田が周囲を巡っている。

参考文献 「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」   
訪城回数 1
2009年7月