山中陣屋

山中陣屋やまなかじんや
神奈川県厚木市下荻野
Mapion

--城址碑--
別名 荻野藩山中陣屋・山中城・山中御役所
交通 小田急線「本厚木駅」からバス「子合」下車。
バス停から徒歩5分。
築城年代 1783年(天明3)
築城者 大久保教翅
形式 陣屋
主な城主 大久保氏
小田原藩主5代大久保忠朝の2男教寛を藩祖とする荻野山中藩陣屋跡。
1698年(元禄11)父忠朝隠居後、教寛は相模足柄郡・駿河駿東郡内に6千石を分与され、次いで1706年(宝永3)幕府から駿河駿東・富士二郡内に5千石、更に1718年(享保3)相模国高座・大住・愛甲三郡内に5千石を加増され、1万6千石の大名に列した。1716〜35年(享保年間)教寛は駿河国松永村に陣屋を構えると、4代教倫まで続いたが、1783年(天明3)5代教翅の時、この地に陣屋を構えて移り住み、1867年(慶応3)薩摩藩浪士隊の襲撃で焼失するまで、3代83年間続いた。
現在陣屋跡の一画が山中陣屋跡公園となり、北側の畑は御殿跡とされる。西側には馬場が在ったとされるが国道により消滅しており、表面上に見える遺構はほとんど無いが、鬼門の山中稲荷神社や東下の湧水(シミズ)が残されている。
御殿跡 山中稲荷神社 南から遠望

参考文献 「現地案内板」
               「神奈川の城 朝日ソノラマ」
                      「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2016年5月