横地城

横地城よこちじょう
静岡県菊川市東横地
Mapion

--一騎駆--
別名 金寿城
交通 JR東海道本線「菊川駅」からバス「段横地」下車。
バス停から徒歩30分。
築城年代 室町時代初期
築城者 横地氏
形式 山城
主な城主 横地氏
室町時代初期、遠江に勢力を誇った横地氏により築かれたとされる。横地氏は源八幡太郎義家の長庶子家永を祖とし、同族の勝間田氏らと共に大井川から浜松湖周辺までを勢力下に置いたといわれる。
1476年(文明8)斯波氏に通じた横地氏は今川義忠と争い討たれた。横地氏を討った義忠はその帰路、遠州塩買坂で討死している。その後も横地氏遺児ら反今川勢力は抵抗を続けるが、今川氏内訌を収める為、駿河に下向した伊勢宗瑞(北条早雲・伊勢新九郎盛時)に一掃されると、甲斐へ逃れ、武田氏に従っている。
横地神社が建つ二の丸から東に中の城・東の城(本丸)があり、本丸付近には堀切が幾つか確認出来る。これまで横地城は横地氏没落と共に廃城になったとされていたが、現在見られる遺構から戦国時代にも使用されたのではないかと考えられている。
横地氏一族墓 隠し井戸跡 西の城(横地神社)下井戸跡
千畳敷 中の城 東の城(本丸)木戸跡
本丸下井戸跡 本丸北堀切 本丸北曲輪
北曲輪堀切 東の城(本丸) 本丸南切岸
本丸東堀切 本丸東土橋(一騎駆) 詰の城

参考文献 「現地案内板」
                        「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2014年1月