善波館

善波館ぜんばやかた
神奈川県伊勢原市善波
Mapion

--三嶋神社に立つ館址碑--
別名     
交通 小田急線「伊勢原駅」からバス「笠谷戸」下車。
築城年代 平安時代末期
築城者 善波氏
形式
主な城主 善波氏
平安時代末期、この地の領主であった善波氏館跡。善波左衛門善氏の子太郎重氏は一時善氏から勘当され、坂東諸寺を巡礼し、やがてこの地に帰ると、悪臣に領地を横領されていた。重氏は再び諸国を転々とし、熊野の六太兵衛の娘竹美姫と結婚、再び善波に戻り悪臣を討ったという。
1254年(建長6)重氏の子又次郎が北条氏より幕府小侍所衆に召抱えられている。その後善波氏は代々続き、江戸時代善波宗家が滅びると、一族である飯塚氏が総領となり、三嶋神社の神主を務めたという。
三嶋神社境内、または東へ下った平坦地が館址とされる。境内には善波一族館址碑が立ち、また重氏・竹美姫・六太兵衛を祭神とする三柱が建立されている。
三嶋神社 三柱

     参考文献 「現地案内板」
                            「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2015年11月