有馬本城

有馬本城ありまほんじょう
三重県熊野市有馬町
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案内板地図

--城址--
別名     
交通 JR紀勢本線「有井駅」から徒歩10分。
築城年代     
築城者 有馬氏
形式 平城
主な城主 有馬氏
南紀熊野に勢力を誇った有馬氏本城。築城年代は不明だが、平安時代には既に榎本氏が産田神社の神官として、有馬氏を称し、この地を領していたと考えられる。また1394〜1427年(応永年間)に有馬和泉守忠永、あるいは忠利の時、築かれたとも思われるが明らかでない。
1550年(天文19)頃、当主孫三郎が25歳で病死し、跡継ぎが無かった為、対立していた新宮の堀内氏虎と和睦し、その2男楠若(忠勝)を有馬の養子に迎え、氏虎は新宮堀内、忠勝は有馬堀内と称した。
氏虎没後、忠勝は氏善と名を改め、堀内・有馬両氏の主となり、勢力を西へ拡大、1573年(天正1)頃、新宮氏を追うと、堀内新宮城を築いた。
紀伊続風土記」によると、東西110メートル・南北60メートル程の規模であったというが、現在付近一帯は田畑になっており、遺構は見当たらない。北側に建つ安楽寺境内には堀内安房守氏善のものと思われる五輪塔が残されている。
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安楽寺
安楽寺境内・堀内安房守墓所 Mapion
産田神社

参考文献 「現地案内板」
                         「三重・奈良・和歌山の城郭 新人物往来社」   
訪城回数 1
2014年1月