江古田原・沼袋古戦場

江古田原古戦場
東京都中野区松が丘2丁目

1477年(文明9)
太田道灌×豊島泰経・泰明
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--古戦場碑--
交通 西武新宿線「沼袋駅」から徒歩20分。
1476年(文明8)関東管領山内上杉顕定は家宰長尾景信が亡くなると、景信の弟忠景を跡に据えた。これに不満を持った嫡男長尾景春が鉢形城に籠もると、石神井城主豊島泰経と弟である平塚城主泰明はこれに呼応した。
翌9年4月13日、扇谷上杉氏家宰太田道灌は、泰明が籠もる平塚城を攻め、14日泰経は救援に向かった。泰明も城を出撃し、道灌は一度兵を引き友軍と合流し、江古田・沼袋で合戦が行われた。
激戦の中、豊島勢は敗れて泰明は討死し、泰経は石神井城へ敗走する。
道灌は石神井城へ迫り、18日城を取り壊す条件で和議を求めるが、泰経はこれに応じなかった為、28日道灌は攻撃を開始した。泰経は夜陰敗走し、平塚城に籠もったが、翌文明10年道灌はこれも落とし、泰経は小机城へ敗走した。道灌は2月6日から約2ヶ月小机城を攻め攻略し、豊島氏は滅亡した。
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太田道灌陣跡とされる氷川神社
氷川神社境内道灌杉 Mapion
戦死者を祀る豊島二百柱社

参考文献 「歴史群像シリーズ 学研」
             「東京・埼玉の城郭 新人物往来社」
2006年3月