榎下城

榎下城えのしたじょう
神奈川県横浜市緑区三保町
Mapion

--旧城寺山門--
別名 久保城
交通 JR横浜線「中山駅」から徒歩20分。
築城年代 室町時代初期
築城者 上杉憲清
形式 平山城
主な城主 山田右京進
室町時代初期、武蔵国司上杉憲清により築かれたとされる。憲清の子である憲直は、足利持氏に仕え、この頃榎下氏を称したという。
1438年(永享10)永享の乱で憲直が自害した後、廃城になったとされる。
1524年(大永4)北条氏綱が江戸城を攻略し、武蔵・相模国を治めると、小机城の支城として取り立てられ、山田氏が置かれた。
1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原攻めの後、廃城になったと思われ、1603年(慶長8)円空僧都により、この地に旧城寺が建てられた。
宅地化や寺の造成により改変されている箇所もあるようだが、開発著しい横浜の地にありながら、遺構は比較的良く残されている方である。
山門脇空堀跡 山門脇土塁 旧城寺曲輪跡
本城曲輪土塁上に立つ城址碑 本城曲輪跡 城址西側堀跡

参考文献 「多摩丘陵の古城址 有峰書店新社」
        「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2006年7月
2013年2月