八幡館（はちまんやかた） 栃木県大田原市前田 --北空堀--

別名
交通	JR宇都宮線「那須塩原駅」からバス「上前田」下車。
築城年代
築城者	角田氏
形式	平山城
主な城主	角田氏・大関氏

築城年代は不明だが、三浦氏の後裔で古くから那須氏重臣であった角田氏の拠点で角田庄右衛門の名がみえる。大関氏の祖である大関高清の母は角田氏の娘といわれ、時代は下がり、大田原綱清の妻も角田氏の出とされる。 1576年(天正4)白旗城主大関高増が黒羽城を築いて移る間、この館に住したとされ、角田氏は奥沢館に移り、奥沢氏を称したという。その後黒羽城の築城に伴い、八幡館もその一部に組み込まれ、徳川末期には砲台が置かれたと伝わる。 黒羽城が築かれている南北に細長い丘陵北端に位置する。石上台(上城)の北側がその跡で現在鎮国社境内となり、土塁や空堀が残されている。

東下道路沿いに残る堀	南空堀	土塁

鎮国社	大関増裕碑	土塁

参考文献　「栃木県の中世城館跡　栃木県教育委員会」
「那須の戦国時代　下野新聞社」

訪城回数　1

2021年12月