今石動城

今石動城いまいするぎじょう
富山県小矢部市城山町
Mapion

--三郭・展望台--
別名        
交通 JR北陸本線「石動駅」から徒歩30分。
築城年代 1585年(天正13)
築城者 前田利家
形式 山城
主な城主 前田秀継・利秀
1585年(天正13)富山城主佐々成政と対立していた前田利家により築かれ、津幡城主前田秀継・利秀父子が守った。これに対し佐々方部将の神保氏張・佐々平左衛門・前野小兵衛らが今石動城下に火を放った為、秀継父子は討って出て敗走させたという。同年8月、羽柴秀吉による越中征伐後、秀継は木舟城に移るが、天正地震により木舟城は崩壊し、夫人と共に亡くなった。
翌年利秀は木舟城から今石動城へ居城を移すと、城下町を建設するが、1593年(文禄2)病没した為、翌年廃城となった。
廃城後、今石動には利秀家臣篠島織部清了が名代として置かれ、その後1710年(宝永7)まで篠島氏が5代今石動に居住して奉行を務めた。
城址は城山公園から更に登った城山に位置し、車道が直下まで通じている。全体的に藪になっており、倒木等で確認しづらいが、堀切や竪堀が残されている。
三郭堀切 二郭 二郭竪堀
主郭 主郭東腰曲輪 城址から南方の眺め

参考文献  「現地案内板」
                         「新潟・富山・石川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2014年4月