伊勢が坪城

伊勢が坪城いせがつぼじょう
広島県広島市安佐北区大林町
Mapion

--堀切--
別名 塩が坪
交通 JR可部線「可部駅」からバス「洞庭」下車。
築城年代 鎌倉時代
築城者 熊谷直時
形式 山城
主な城主 熊谷氏
1221年(承久3)武蔵国熊谷郷の熊谷直国(熊谷直実の孫)は承久の乱に際して討死するが、その子直時は父の遺功により安芸国三入荘地頭職を与えられた。直時は当初熊谷郷に留まっていたが、後にこの地に移ると伊勢が坪城を築いたという。
以後熊谷氏は勢力を拡大し、戦国時代初期、12代信直の時、高松城に本拠を移すが(移転の時期は諸説ある)、その後も伊勢が坪城は隠居城等として利用されたといわれる。
東から延びる丘陵を掘り切って独立状にし、最高所の本丸から南西にかけて階段状に曲輪を設けている。北麓、大林八幡宮境内に建つ薬師堂は熊谷氏の下向に際し、武蔵国から守り来た薬師像を本尊として祀ったものという。
東下を通る道路(堀切跡) 本丸上段 二の丸
三の丸 三の丸堀切 北麓、大林八幡宮境内に建つ薬師堂

参考文献 「現地案内板」
                      「広島・岡山の城郭 新人物往来社」 
訪城回数 1
2019年12月