一乗寺陣所

一乗寺陣所いちじょうじじんしょ
京都府京都市左京区一乗寺花ノ木
Mapion

--大楠公戦陣蹟碑--
別名  
交通 叡山電鉄本線「一乗寺駅」から徒歩10分。
築城年代 1336年(建武3)
築城者 楠木正成
形式 陣城
主な城主 楠木正成
1335年(建武2)12月11日、後醍醐天皇に叛いて武家政権の樹立を目指す足利尊氏は竹之下合戦で新田義貞を破り、1336年(建武3)1月、入京した。京を占拠された後醍醐天皇は比叡山に退くが、間も無く奥羽北畠顕家の西上に力を得た官軍は比叡山を西に降り、27日尊氏を討破り、九州へ敗走させた。この合戦の際、楠木正成が布陣した陣所跡とされる。
この一乗寺下り松の地は近江から比叡山を経て京へ通じる平安時代からの交通の要衝で、江戸時代初期、宮本武蔵が吉岡一門数十人と決闘を行った伝説でも知られている。

参考文献 「現地石碑文」
               「歴史群像シリーズ 学研」
訪城回数 1
2016年4月