富山県富山市八尾町井栗谷
城址案内板・入口地図
--本丸下横堀--
| 別名 | 恵智谷城・天狗平城・城尾城・城野城・虵尾城 |
| 交通 | JR高山本線「東八尾駅」から徒歩30分。 |
| 築城年代 | 1352〜56年(文和年間) |
| 築城者 | 斎藤常喜 |
| 形式 | 平山城 |
| 主な城主 | 斎藤氏 |
| 東側を神通川が流れる丘陵上に築かれており、南を除き三方は急峻な断崖になった要害で、飛騨との国境にも近く、軍事・交通上の要衝に位置する。1352〜56年(文和年間)頃、婦負郡南部の楡原保一帯に勢力を誇った斎藤常喜により築かれたと考えられる。 1543年(天文12)城生城は神保氏に攻められ、斎藤氏は2年もの間籠城したとされ、その後1571年(元亀2)には飛騨から越中に侵入した塩屋秋貞が対岸に岩木砦を築き、城生城を攻めたが、斎藤氏が上杉氏に援軍を要請した為、秋貞は飛騨へ引き揚げている。 この後斎藤氏は上杉氏に従っていたが、謙信没後、織田信長勢が越中に進出すると、織田方に転じ、上杉方が籠もる小泉城を攻め落とした。 1581年(天正9)佐々成政が越中に封じられると、斎藤氏は再び上杉氏と結び、抵抗するが、1583年(天正11)成政に攻められ、城生城は落城、斎藤信利は飛騨へ逃れ、その後徳川家康に仕えたという。 佐々与左衛門が入城すると、富山城の支城の役割を担い、その後成政に代わって前田氏が領有すると、青山佐渡守・篠島織部らが守り、1596〜1615年(慶長年間)廃城になったとされる。 南西は土取りにより消滅しているが、主要部はほぼ完存しており、現在見られる遺構は、1585年(天正13)成政が羽柴秀吉と対立した頃に改修されたものと考えられている。 |
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| 南土橋 | 南曲輪群横堀 | 南曲輪群虎口 |
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| 南曲輪 | 本丸東下二重竪堀の一つ�� | 本丸東下二重竪堀・土塁 |
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| 本丸 | 本丸南土塁 詰丸へ続く通路となる |
土塁上から見下ろす本丸下横堀 |
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| 詰丸 | 本丸北堀切 | 二の丸北堀切 |
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| 堀切に残る石積み | 井戸跡 | 北曲輪仕切り土塁 石が積まれている |
「戦国の城を歩く ちくま学芸文庫」
「新潟・富山・石川の城郭 新人物往来社」
2014年4月
