神奈川県川崎市幸区南加瀬1丁目 --夢見ヶ崎公園・9号古墳-- |
別名 | |
交通 | JR横須賀線「新川崎駅」から徒歩15分。 |
築城年代 | 鎌倉時代 |
築城者 | 加瀬左近将資親 |
形式 | 丘城 |
主な城主 | 加瀬氏 |
加瀬郷は元々倉郷と呼ばれていたが、鎌倉時代、北条氏に仕える御家人であった加瀬左近将資親が受領すると、山城国相良郡加瀬からこの地に移り、加瀬郷と名付けたと伝わる。以後加瀬氏は約100年続き、室町時代中期に下総に移り住んだという。 公園内北西にある天照皇大神は、1455〜57年(康正・長禄年間)頃、太田道灌が参篭し、その暁の夢に東北の空に縁起の良い丹頂鶴が舞うのを見て、その地に江戸城を築いたとの言い伝えがある。 また道灌が見晴らしの良いこの地に城を築こうと陣を敷いた夜、一羽の鷲が自分の兜を持ち去り、南方の丘に落とした夢を見た事から築城を諦めたという伝承も残されている。現在も9号古墳に八幡宮があり、横浜市駒岡には兜を埋めたといわれる兜塚がある。 |