滋賀県野洲市小堤
--主郭東尾根石垣--
| 別名 | |
| 交通 | JR東海道本線「野洲駅」からバス「小堤」下車。 地図の地点に案内があります。 |
| 築城年代 | 15世紀末頃か |
| 築城者 | 永原氏 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 永原氏 |
| 築城年代は不明だが、永原氏により築かれたといわれる。永原氏の出自は不明確だが、元々蒲生郡を勢力下に置いた馬淵氏の家臣であり、やがてこの地域に勢力を伸ばすと、1521〜28年(大永年間)頃から観音寺城主六角氏と直接主従関係を結ぶようになったという。その後も永原氏は六角氏家臣の中でも中心的存在であったが、1568年(永禄11)六角氏と命運を共にして没落した。 小堤城山城に関する文献史料は乏しいが、｢永原上下の城｣や｢長原上の城｣等の記述がみられ、｢永原下の城｣が平地にある上永原城、｢永原上の城｣がこの小堤城山城を指していると考えられている。 山頂から北側へ二方向に延びる尾根上に郭を並べ、その間の谷戸状地形中腹に位置する上下二段の郭を防御する意図がみられる。この中腹部が小堤城山城の中心であったと考えられ、石垣が多用されており、下段の郭は城内で最も広い事から主郭と考えられる。山頂部は東西に数段の郭が設けられ、物見の役割を担っていたと思われるが、初期の小堤城山城はここから始まり、その後現在見られる形態に拡張されたとも考えられている。 |
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| 大手 両側に段郭が並ぶ |
主郭下土塁 | 主郭下石垣 |
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| 主郭(屋敷跡下段) | 主郭東尾根堀切 | 主郭東尾根郭 |
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| 主郭東尾根堀切 | 屋敷跡上段 | 屋敷跡上段虎口 |
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| 屋敷跡上段石垣 | 山頂部 | 山頂部からの眺め |
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| 山頂 | 山頂から東側、古城山方面 | 山頂石垣 |
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| 東尾根郭�� | 東尾根郭�� | 東尾根堀切 |
「京都・滋賀・福井の城郭 新人物往来社」
2020年1月
