兵庫県西宮市桜谷町 --大社小前に立つ城址碑-- |
別名 | 小清水城 |
交通 | 各線「夙川駅」から徒歩20分。 |
築城年代 | 1516年(永正13) |
築城者 | 瓦林正頼 |
形式 | 平山城 |
主な城主 | 三好長慶・篠原長房 |
1516年(永正13)細川高国に従う鷹尾城主瓦林正頼により築かれたとされるが、古くからこの地は西国から京へ通じる交通の要衝で戦乱の中心であった。1351年(観応2)足利尊氏と弟直義が戦った小清水合戦の際には陣所が置かれており、越水城築城以前何らかの施設があったとも考えられる。 1520年(永正17)越水城は細川澄元に攻められ落城し、正頼が堺へ逃れると澄元の家臣三好氏が入城し、以後本拠地阿波と本土との繋ぎの城として重視された。 1564年(永禄7)三好長慶没後、三好三人衆と松永久秀が対立するようになり、越水城は久秀に従う瓦林三河守が守ったが、1566年(永禄9)三好方篠原長房に攻められ落城、長房が城主となった。 1568年(永禄11)織田信長の摂津侵攻により三好氏が敗走すると、城主長房は越水城を放棄し、代わって織田方の部将が入城したものと思われるが、間も無く廃城となった。 大社小学校付近が城址だが遺構は消滅しており、小学校南東に城址碑が立つのみとなっている。 |