蒔田城

蒔田城まいたじょう
神奈川県横浜市南区蒔田町
Mapion

--城址南麓に建つ勝国寺--
別名 吉良氏館・蒔田御所
交通 横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田駅」から徒歩10分。
築城年代 室町時代か
築城者 吉良成高か
形式 平山城
主な城主 吉良氏
勝国寺裏山、現在学校が立つ丘一帯は吉良氏数代の居館跡とされる。
吉良氏は清和源氏・足利氏の支族で三河国吉良荘を発祥とする。1366年(貞治5)治家の頃、又は1394〜1427年(応永年間)頼治・頼氏の頃、世田谷に本拠を置いたといわれ、成高の頃にはこの蒔田にも居館を有し、「世田谷殿」とも「蒔田殿」とも呼ばれていた。
1569年(永禄12)武田信玄による小田原攻めの際、吉良氏朝は小田原城に在城し、蒔田城は青木城主多米周防守らが守ったといわれる。
1590年(天正18)豊臣秀吉による小田原攻め後、徳川家康が関東に入国すると、蒔田城は廃城になったと考えられる。
勝国寺裏山に立つ吉良家供養塔 勝国寺裏山山頂は学校敷地となる 北麓にある蒔田の森公園
付近一帯は馬場があったといわれ、
馬場の森、馬場谷と呼ばれていた。

参考文献  「日本城郭全集 人物往来社」
             「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 2
2008年4月
2010年1月