水ヶ江城

水ヶ江城みずがえじょう
佐賀県佐賀市中の館町
Mapion

--東館跡に立つ龍造寺隆信碑--
別名 水ヶ江館
交通 JR長崎本線「佐賀駅」から徒歩40分。
築城年代 1469〜87年(文明年間)
築城者 龍造寺康家
形式 平城
主な城主 龍造寺家兼
1469〜87年(文明年間)龍造寺氏14代康家は、2男家和に村中城を譲ると、この地に隠居し、没した後、水ヶ江館は6男家兼に譲られた。以後村中宗家と水ヶ江の分家は共に栄えて行く事となる。
龍造寺氏中興の祖といわれる家兼は、肥前守護少弐氏の被官として九州へ進出した大内氏を田手畷合戦で破り、その後少弐氏家臣筆頭であった馬場頼周を討ち、龍造寺氏発展の基礎を築いた。
1546年(天文15)家兼が93才で没すると、曾孫で出家していた円月は還俗して隆信と称し、1548年(天文17)村中龍造寺宗家の胤栄が病没すると村中城を継ぎ、龍造寺家当主となる。
隆信生誕の地である東館跡は現在小公園となり、龍造寺隆信碑や胞衣塚がある。本館(小城)跡には乾亨院が建つ。
本館跡東を流れる水路 本館跡に建つ乾亨院 龍造寺隆信胞衣塚

参考文献 「現地案内板」
                    「長崎・佐賀の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2011年9月