百草城

百草城もぐさじょう
東京都日野市百草
Mapion

--堀切--
別名     
交通 京王線「百草園駅」から徒歩15分。
築城年代 室町時代か
築城者      
形式 山城
主な城主      
近年郷土史家により百草八幡宮・松蓮寺裏手尾根に城郭の存在が指摘されている。城歴については記録・伝承は全く残されておらず、詳細は不明だが、元々この地には鎌倉時代建立という真慈悲寺があったが、室町時代には荒廃し、跡地は松蓮寺境内となったとされる。1455年(京徳4)第一次立川合戦、または1504年(永正1)第二次立川合戦等、関東騒乱期、西方高幡城と同様に、百草城はこの真慈悲寺跡地が一時的に陣城として利用されたものと考えられており、現在見られる城郭遺構も元々は真慈悲寺や百草八幡宮造成に伴うものであったと推定されている。
城址の北半分は百草園敷地になっており、入園しなければ見学出来ず、確認していないが、百草八幡宮裏手 には櫓台状の遺構や堀切が残されている。南東、字陣屋山には平坦地があり、城址の一部とも考えられる。
百草八幡宮 櫓台か 櫓台に立つ碑
堀切
正面は百草園園内
竪堀 南東、字陣屋山

参考文献 「多摩の古城址 武蔵野郷土史刊行会」
         「東京都の中世城館跡 東京都教育委員会」
訪城回数 1
2013年2月