桃井館

桃井館もものいやかた
群馬県北群馬郡吉岡町大字南下
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--桃井の池(正面、木立の中)--
別名 下八幡の館
交通 JR両毛線「前橋駅」からバス「中島」下車。
バス停から徒歩15分。
築城年代 1225〜27年(嘉禄年間)
築城者 桃井義胤
形式
主な城主 桃井氏
1185年(文治1)源頼朝が朝廷より守護・地頭の任免権を受け、1225〜27年(嘉禄年間)桃井郷の地頭職に任ぜられた藤姓桃井八郎の後を継いだ足利四郎義胤により築かれ、桃井氏を称したとされる。
1299年(正安1)頃、桃井六郎貞頼が居住し、南北朝時代にかけて活躍した桃井直常はこの館で誕生したとされる。直常が誕生すると館内の池の水を汲んで産湯に用いたとの伝承があり、里人はこの池を「桃井の池」と呼び、現在も残されている。
その後直常は西の城山の麓に館を移したとされる。
館跡は宅地・耕地となり、南には南北朝時代、桃井氏が勧請したと伝わる下八幡宮が建つ。また西には桃井直常の墓、直常夫人の供養塔といわれる桃井塚がある。
館跡 桃井の池 北から東にかけて流れる駒寄川
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館跡南に建つ下八幡宮
下八幡宮の石祠 Mapion
桃井塚

参考文献 「群馬の古城 あかぎ出版」
                  「群馬県の中世城館跡 群馬県教育委員会」
                「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2022年10月