百の井屋敷

百の井屋敷もものいやしき
埼玉県戸田市本町5丁目
Mapion

--屋敷跡西側--
別名 多吹苑・戸田御所・桃井屋敷・江城
交通 JR埼京線「戸田公園駅」から徒歩5分。
築城年代 鎌倉時代か
築城者 戸田六郎か
形式
主な城主 戸田氏・渋川義行
この地は天然の上水が吹き出す所が諸所にあったので「多吹苑」または「百の井」と呼ばれていた。そして鎌倉時代開基とされる現在の海禅寺は元々多吹苑にあったといわれる事から、鎌倉時代より在地土豪が居住していたと推定され、野与党の一族戸田六郎の館があったと考えられる。
室町時代に入るとこの多吹苑に渋川義行が居住して戸田御所と呼ばれるようになり、この頃に蕨城も築いたとされる。また「百の井」という地名から足利義兼4男である義胤を祖とする桃井氏の屋敷があったとも伝わるが、誤伝と考えられている。
本町5-5が屋敷跡とされるが、一帯は宅地化されており、館址を示す物は何も無い。

参考文献  「日本城郭全集 人物往来社」
                「埼玉の中世城館跡 埼玉県教育委員会」
訪城回数 1
2015年11月