富山県氷見市森寺
--南東から城址遠望--
| 別名 | 井口城・井山城・湯山城 |
| 交通 | 各線「高岡駅」からバス「阿尾」下車。 バス停から城址まで徒歩40分。 |
| 築城年代 | 室町時代中期 |
| 築城者 | 畠山義統 |
| 形式 | 山城 |
| 主な城主 | 長沢筑前守 |
| 室町時代中期頃、七尾城を居城とする能登守護畠山義統が越中進出の拠点として築いたと伝えられ、当時は湯山城と呼ばれていた。越中から能登へ通じる街道に面する要衝であり、戦国時代を通じて重要視された。 1576年(天正4)5月、石山本願寺と和睦が成立した上杉謙信は、9月越中に侵攻し、湯山城を攻め落とすと、七尾城を囲み、翌年7月攻略した。 1579年(天正7)長連龍に攻められ落城すると、織田信長そして佐々成政の支城の役割を担ったと考えられる。 氷見地方最大の山城といわれ、城域は非常に広大で、最高所である通称「御殿山」に本丸を置き、南には独立性の高いサイダ屋敷・野崎屋敷と呼ばれる曲輪が設けられている。特に野崎屋敷は最も厳重な守りが施されており、巨大な堀切や畝状竪堀群が確認出来る。 |
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| 南麓西念寺からの登城路 往時の主要道で、一部石畳が残る |
石畳 小石が敷き詰められている |
カンジャ屋敷 |
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| 本町 奥がサイダ屋敷 |
サイダ屋敷 | 二の丸南に残る石垣 |
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| 二の丸 | 二の丸井戸跡 | 本丸石垣�� |
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| 本丸石垣�� 石垣に面して堀があったという |
本丸 | 二の丸北下竪堀 |
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| 二の丸虎口石垣 | 馬場跡 | 野崎屋敷・井戸跡 |
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| 野崎屋敷下堀切 | 野崎屋敷下竪堀 | 野崎屋敷下畝状竪堀群 |
「新潟・富山・石川の城郭 新人物往来社」
2014年4月
