野口城

野口城のぐちじょう
兵庫県加古川市野口町野口
Mapion

--野口神社--
別名 寺家城
交通 JR山陽本線「東加古川駅」から徒歩15分。
築城年代 室町時代か
築城者 長井氏
形式 丘城
主な城主 長井長重
室町時代、長井氏により築かれたとされ、三木城主別所氏の属城となる。
1578年(天正6)三木合戦の際、城主長井長重は三木城主別所長治の与力として、4月から始まった羽柴秀吉勢の攻撃を一手に引き受けて奮戦した。野口城は四方を沼田に囲まれた要害であったが、秀吉勢は数万荷分の麦や草木で埋め立て、3日3晩攻め立てた為、降伏したといわれる。またこの合戦で付近の教信寺も兵火により焼失しているが、僧兵不動坊海長や経蔵坊春盛らが城方に加わり、目覚しい活躍をしたと伝えられる。
一般に野口神社が本丸跡とされるが、廃寺跡ともいわれ、野口城の正確な位置は不明。近世の山陽道の北側にあったという説と南側にあったという説もいわれる。
案内板 教信寺 堀跡か

参考文献 「現地案内板」
                          「ひょうごの城 神戸新聞総合出版センター」
                     「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2017年1月