神奈川県小田原市沼代 --城址に立つ千世之松跡碑-- |
別名 | 沼城(ぬましろ) |
交通 | JR東海道本線「二宮駅」から徒歩60分。 |
築城年代 | 15世紀後半か |
築城者 | 大森氏又は北条早雲か |
形式 | 山城 | 主な城主 | 後北条氏 |
1505年(永正2)頃、相模東部への進出を狙う北条早雲が、中村川を挟み扇谷上杉氏と対峙した際、陣城として利用したと考えられる。 大山道と鎌倉街道が交差する六本松峠に通じる古道に位置し、この地は古くから交通の要衝であった。南東にある桜の馬場にはかつて敵味方塚があり、これは1561年(永禄4)上杉謙信による小田原攻めの際、六本松峠で行われた北条氏康勢との合戦の戦死者をこの馬場に運び、南に味方、北に敵方を埋葬したものと伝えられる。 城址は配水地や蜜柑畑となり、一画には千世之松跡碑が立っている。以前ここには千世之松と呼ばれる松の木があったが、落雷により焼失した為、現在は桜が植えられている。 |
城址は配水地・蜜柑畑になっている | 城址からの眺め | 城址南東にある沼代桜の馬場 殿ノ窪に住した豪族中村氏が 武道奨励の為、五所八幡宮と 王子神社に競馬を奉納したのが 始まり |