大森城

大森城おおもりじょう
静岡県裾野市深良
Mapion

--城址--
別名      
交通 JR御殿場線「岩波駅」から徒歩35分。
築城年代 室町時代か
築城者 大森氏
形式 山城
主な城主 大森氏
深良集落を見下ろす標高290メートル、字城ヶ尾(現在深良中学が建つ)に位置する。
大森氏の出自については不明な点が多い。系図によると平安時代末期、甲駿両国司に任ぜられた藤原北家関白道隆の孫である惟康は三河高橋荘に住していたが、その子親康が駿河郷を領して下向すると、その子親家が大森郷に土着し、大森氏を称した事に始まるとされる。親家は源頼朝に従い、その後子孫は次第に勢力を拡大する。
南北朝期動乱を経て大森頼明(顕)の時、箱根別当職を得ると、春日山城を築き、相模平野に進出した。
校舎の建つ高い方が本丸で、グラウンドは二の丸跡とされ、学校建設前には土塁や堀も確認できたというが、現在遺構は残されていない。

参考文献 「静岡・愛知・岐阜の城郭 新人物往来社」
    「駿遠豆古城歴史紀行 明文出版社」
訪城回数 1
2009年1月