大成山砦

大成山砦おおなりやまとりで
兵庫県佐用郡佐用町目高
Mapion
案内板地図

--北砦土塁--
別名 目高の築地
交通 JR姫神線「上月駅」から徒歩50分。
上月城からのハイキングコースもあります。
築城年代 1394〜1428年(応永年間)
築城者 上月氏か
形式 山城
主な城主 上月氏・尼子氏
上月城西方、目高集落西南の山(大成山・後山)を北砦とし、谷を隔てた南側尾根の南砦で構成されている。築城年代は不明だが、1394〜1428年(応永年間)上月城が大平山から現在の荒神山に移された頃に築かれたと推定され、ここから東方500メートルの菖蒲谷にあった上月城の飲用水を守る役割を持っていたと考えられる。
1577年(天正5)から1578年(天正6)にかけて2度行われた上月城合戦の際にも重要視されたものと思われ、現在見られる遺構もこの頃整備されたと考えられる。
北砦と南砦を結ぶ土塁が特徴的で、350メートルに及ぶ土塁線が谷を封鎖しており、西側へ備えている事が伺え、地元では目高の築地(つんじ)と呼ばれている。

北砦
北砦・南砦間を通る林道(古道) 南斜面に設けられた土塁 南郭跡
土塁 主郭に立つ案内板 主郭

南砦
北斜面に設けられた土塁 案内板 主郭
主郭南土塁 北土塁 石積み

参考文献 「現地案内板」
                          「ひょうごの城 神戸新聞総合出版センター」
                     「大阪・兵庫の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2015年3月