桜尾城

桜尾城さくらおじょう
広島県廿日市市桜尾本町
Mapion

--桂公園--
別名      
交通 JR山陽本線「廿日市駅」から徒歩15分。
築城年代 鎌倉時代
築城者 吉見氏
形式 丘城
主な城主 桂能登守元澄
築城年代について明らかでない点が多いが、1221年(承久3)藤原親実が厳島神社の神主職についており、この時既に桜尾城を本拠としていたとも考えられる。以後320年余りに渡り、その子孫が本城とした。
戦国期に大内氏・尼子氏・武田氏らが攻防を繰り広げると、桜尾城も争乱の中に組み込まれた。
1551年(天文20)9月1日、大内家重臣陶晴賢は主筋の大内義隆・義尊を討ち、豊後大友氏から義隆の甥で大友宗麟の弟である義長を迎え、大内を継がせた。毛利元就は不信感から晴賢と断交し、厳島合戦の前年の1554年(天文23)安芸南西に位置する佐伯郡内の大内勢を攻め、厳島を占領した。この時桜尾城も元就に攻略され、城主に桂能登守元澄が置かれた。

参考文献 「現地案内板」
                    「広島・岡山の城郭 新人物往来社」 
訪城回数 1
2008年1月