下植木館

下植木館しもうえきやかた
群馬県伊勢崎市東本町
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--逆堀--
別名 下植木城・長尾氏館
交通 東武伊勢崎線「新伊勢崎駅」から徒歩5分。
築城年代 1558〜70年(永禄年間)
築城者 植木長尾氏
形式
主な城主 植木長尾氏
1563年(永禄6)総社長尾氏が守る厩橋城は武田信玄に占拠されるが、間も無く上杉謙信により奪還された。謙信は総社長尾氏の一族である長尾景治に植木・渕名・八寸・今泉を与え、この頃下植木館が築かれたと考えられる。景治は那波城主那波顕宗の娘を室とし、今泉堀之内に弟である景成を配し、一族の守りを固めて植木長尾氏の祖となった。
北側を流れる粕川を天然の要害とし、残る三方を外堀で囲んでいる。宅地化・道路造成により外堀はほとんど消滅しているが、西側に一部残されており、道灌堀または北方向に流れる所から「逆堀」と呼ばれている。
逆堀 北を流れる粕川堤防 案内板・逆堀
逆堀 Mapion
常清寺
常清寺の変型板碑(1345年(康永4))

参考文献 「群馬の古城 あかぎ出版」
                  「群馬県の中世城館跡 群馬県教育委員会」
                「茨城・栃木・群馬の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2022年9月