曾司館

曾司館そうしやかた
神奈川県綾瀬市早川
Mapion

--長泉寺--
別名  
交通 小田急線「海老名駅」から徒歩25分。
築城年代 鎌倉時代
築城者 渋谷(曾司)五郎定心
形式  
主な城主 渋谷(曾司)五郎定心
渋谷重国は、河崎庄から渋谷荘に移ると渋谷を名乗り、渋谷庄の中央、早川に城を築城し本拠とした。
重国の長男である光重の代、光重の6人の子らは早川を中心に渋谷庄内の各郷に散住し、それぞれ在地名を名乗った。その内5男曾司五郎定心は曾司郷を領し、曾司を名乗っていた。現在曾司の地名は伝わらないが、長泉寺の谷戸一帯に祖師谷の小字名があり、曾司の訛ったものと考えられる。
館跡の伝承はないが、付近には渋谷重国の弟渋谷金王丸のものという墓や「渋谷重国のあと」と称する墓地の伝承が残されている。曾司五郎が定心という僧名を名乗っている事から、曾司郷は渋谷氏代々の墓地があり、一族にとって重要な地であったと考えられている。

参考文献 「日本城郭全集 人物往来社」
            「千葉・神奈川の城郭 新人物往来社」
訪城回数 1
2007年8月