高山城

高山城たかやまじょう
広島県三原市高坂町真良
Mapion
登山口地図

--南西から城址遠望--
別名 妻高山城・古高山城
交通 JR山陽本線「本郷駅」から登山口まで徒歩15分。
築城年代 1206年(建永1)頃
築城者 小早川茂平
形式 山城
主な城主 小早川隆景
1187年(元暦1)相模国土肥より起こった土肥実平は、源平合戦において源頼朝側近として活躍した事から、備前・備中・備後の惣追捕使(守護)となり、備後国有福荘に拠点を置いた。
実平の子遠平を祖とする小早川氏茂平の時、沼田荘の本格的な経営が始まり、この高山城を築くと、地盤の強化を計った。
1550年(天文19)先に有力庶家である竹原小早川家の養子となっていた毛利元就の3男小早川隆景は、小早川惣領家である沼田小早川氏当主が若年で病弱であった為、沼田小早川家を継ぎ、高山城に入城すると、沼田小早川家と竹原小早川家は統一される。
1552年(天文21)隆景は沼田川対岸に新高山城を築き、本拠を移した。
高山城は谷を挟み、東西に平行する2つの尾根にそれぞれ曲輪を設けており、新高山城と同様に広大な規模を持つ。登山口は少し分かりづらいが、地図の地点に墓地があり、その横から登山道が延びている。
東曲輪下竪堀 東曲輪・堀切 イワオ丸
イワオ丸・井戸跡(貯水池) 北尾根・南尾根間谷部
広大で、石積みも見られる。
本丸・扇の丸間堀切(通路)
本丸 本丸石積み 北の丸

参考文献 「戦国の山城 学研」
                「広島・岡山の城郭 新人物往来社」 
訪城回数 1
2013年1月